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三木町希少糖研究研修センター

〒761-0615 香川県木田郡三木町大字小蓑1351-2

Izumoring-padで学ぶ希少糖の数


Izumoring-padで学ぶ希少糖の数

まず、アルドースとケトースの数はそれぞれ何種類存在するのか,Izumoring-padを用いて調べることにする。
Izumoring-padは六炭糖のアルドースとケトースのフィシャー投影式を OH のバーを移動することで示すことができるように作られている。赤のアルドースでは移動できる OH のバーは4本存在し,青のケトースは移動できる
OH のバーの数は3本である。この OH のバーの意味が重要となる。



<不斉炭素>

有機物は炭素を骨格とした炭素化合物である。
炭素は4本の結合の手を持っていることは知っているとおりである。この炭素 C が結合する4つの原子が異なる場合には、二つの異性体が存在する。立体配置のみが異なる炭素化合物が存在するのである。有機化合物の中の炭素原子が異なる4種の原子と結合しているものを不斉炭素という。Izumoring-pad で移動できる OHのバーがある炭素が、不斉炭素を示している。

<単糖の数>

 有機化合物すなわち炭素化合物の異性体の種類は、不斉炭素の数によって決まる。異性体は不斉炭素が1つあると2種類存在する。従って炭素化合物の異性体の数は、2の不斉炭素数乗(3の場合は23=8)となる。アルドースでは OH のバーが4本、ケトースでは3本存在する。その結果、アルドースは24で16種類、ケトースは23で8種類が存在する。
Izumoring-pad の下に24種類の全ての名前が記載されている。

<希少糖の数>

 24種類の中で自然界に多く存在するアルドースは D-glucose, D-mannose, D-galactose、ケトースでは D-fructose である(青い矢印で示している)。従って、希少六炭糖の数はこれら4種類以外の20種類となる。